アメリカで妊婦生活 危険な食品

こんにちは。

アメリカで妊婦生活を送るにあたり、注意する食べ物は日本と同じで良いのかしらと心配になり、調べてみました。




避けるべき食品


リステリア

成人であれば多少量を摂取しても発症しないそうですが、妊婦さんは少量の摂取で発症し、流産などの原因となるそうです。
加熱により死滅するそうですが、4℃以下の低温や12%食塩濃度下でも増殖できる点が特徴で、冷蔵庫で保管していたからと言って安全ではなかったりします。

注意する食品
生チーズ、生ハム、レアのお肉、スモークサーモン、コールスローサラダ、殺菌されていない牛乳など

以前にアメリカ国内で、メロンの1種が原因で食中毒が起こったことがあるそうです。
FDAの調査によると、アメリカ国内のアボカドの18%にリステリアが付着していた、という報告もあるそうです。
加熱不十分の食品は食べないということに加えて、野菜はよく洗う、できれば加熱する、ということを心がけようと思っています。

参考ページ 👉 厚生労働省HP, CDCのHP

トキソプラズマ

注意する食品
加熱不十分なお肉

野良猫(生肉を食べていそうな)、ガーデニングが原因となることもあるそうなので注意が必要です。

生卵

日本の卵は消毒・殺菌がされているので食べていましたが、アメリカでは生卵を食べる習慣がなく、サルモネラ菌の食中毒のリスクがあります。
一般的には卵の中心の加熱温度を管理する事が重要で、75℃で1分間以上、または65℃で5分間以上加熱する事が目安とされているようです。

水銀

マグロなどの大型回遊魚には水銀が多く含まれており、水銀を多く摂取すると子供のIQが低下するのだとか。

注意する食品
サメ、メカジキ、サワラ、アマダイ、キンメダイ
エビ、ツナ缶、サケ、タラなどは週に340g以下
(👉 こちらを参照)

地域によって含まれる水銀の量は違うそうで、FDAのHPでは以下のように記載されています。
FDAのHPより引用

一方で、これらの魚類にはDHAが多く含まれているそうで、DHAを多く摂れば摂るほど、子供のIQが上昇することも報告されているそうです。
Your Guide to Eating Fishから一部改変して引用
マグロはDHAも多いですが、水銀も多いので、脳神経の発達においてはトレードオフの関係になるような気がします。
上図の右上の領域にあるお魚がおすすめのように思います。

DHAは加熱により含有量が低下するそうで、お刺身が一番効率良く摂取できるのですが、やはり生魚には抵抗があります。
煮魚や焼き魚などでお魚を食べるのが良いかもしれません。


注意するべき食品
これはアメリカや日本問いませんが、摂りすぎない方が良いと思われる食品です。


カフェイン
コーヒー、エナジードリンクなど
コーヒーであれば1日2杯程度は大丈夫だそうですが、悪阻以降コーヒーが飲みたいとは思わなくなりました。

アルコール
ヨーロッパでは週に1杯程度のワインであれば大丈夫とされているとのことです。
日本やアメリカでは飲むのをやめた方が良いとされ、国によって扱いが異なるそうです。少なくとも沢山飲むのはやめた方が良いと思われます。

人工甘味料
他の添加物もそうですが、避けた方が良いと思われます。

ビタミンA
うなぎ、レバーなど
妊娠初期 (3ヶ月程度) にビタミンAを大量摂取すると胎児奇形の原因になることがあるそうです。
目安としては、毎日鰻の蒲焼を食べ続けたり、鶏レバーを100g以上摂り続けたりというような状況だそうです。なかなか毎日食べ続ける人は少ないように思います。


まとめると
加熱不良のお肉、生チーズや殺菌されていない牛乳、お刺身などに注意です。
またマグロをはじめとする大型回遊魚は食べ過ぎないことが必要です。
調理時には清潔に洗うこと、野菜や生肉が他の食品に触れないようにすることも重要です (これは非妊娠時でも大事ですが)。
慣れてしまうとそこまで制限はないように感じています。

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それではまた。