Macでアプリを使わず写真のGPS情報(Exif GPS)を削除

こんにちは。

画像の個人情報について、今回はGPS情報の削除に関してお話しします。

カメラで撮影した写真にはExifと呼ばれる画像の詳細情報が含まれており、iphoneなどのスマートフォンで撮影した写真にはGPS情報なども含まれていることがあります。

この写真をSNSやブログなどにアップする場合に、GPS情報が含まれたままだと写真の撮影場所が特定されてしまい、さらには住所が漏洩してしまうことも考えられます。

TwitterやFacebook、LINEなど主なSNSは、投稿した画像から自動的にExifを削除してくれるので、普段はあまり意識することがありません。

GPS情報を消去してくれるアプリもあるそうですが、今回はMacのプレビューを使ってGPS情報(Exif GPS)のみを消去する方法をお伝えします。

Exifとは❓

Exif情報とは『Exchangeable image file format』の略で、富士フイルムが開発した写真用のメタデータを含む画像ファイルフォーマットだそうです。
　👉 参考：wikipedia

撮影日時や写真のサイズなどをはじめ、シャッター速度や絞り値、ISO感度、フラッシュの有無なども明記されます。

スマートフォンなどではGPS情報（経度・緯度・標高など）も含まれる場合があります。
GPS情報のことを『Exif GPS』と呼んだりもします。


次はMacOSでプレビューを使って、Exif GPSの確認・削除方法をご紹介します。

Exif GPSの削除方法

まず写真をプレビューで開きます。

そして『ツール』を選んで『インスペクタを表示』をクリックしてください。
インスペクタは『⌘(コマンド)』で開くこともできます。

すると、下のような『詳細情報』ダイアログボックスが開きます。
6つの項目のうち、『GPS』を選択すると、このように緯度・経度・標高、そして地図が表示されます。

このダイアログボックスの下端には、『位置情報を削除』ボタンがありますので、こちらをクリックしていただくとExif GPSは削除されます。

確認すると、

『詳細情報』ダイアログボックスには5つの項目しか表示されず、『GPS』が削除されたことがわかります。

ですが、実はMacOSの『写真』アプリケーションでも簡単に位置情報を消去できます。

MacOS『写真』でExif GPSを削除

MacOSの『写真』アプリケーションを開きます。
位置情報を消して写真を書き出すという方法を使います。

『ファイル』から『書き出す』を選択、さらに『1枚の写真を書き出す』を選択します。

すると、ダイアログボックスが開きます。
『位置情報』のチェックボックスをオフにすると、Exif GPSは削除されます。

さらに簡単な書き出しの方法としては、ドラッグ&ドロップがありますが、その場合にはあらかじめ位置情報を書き出さない設定をしておくことが必要です。

ドラッグ&ドロップでExif GPSを消去

  『写真』アプリケーションの『環境設定』をクリックすると、このようなダイアログボックスが表示されます。

『一般』を選択し、『メタデータ』の項目の『公開する項目に位置情報を含める』のチェックボックスをオフします。

こうすると、『写真』アプリケーションからドラッグ&ドロップをして写真を書き出した場合でも、Exif GPSを削除した状態で写真を保存できます。

一番簡単な方法は最後の方法かもしれません。

そもそも、私は普段ドラッグ&ドロップで書き出しを行なっていたので、書き出した写真にGPS情報がなくてなぜかなと思っていたので、今回謎が解けました。

今回の方法ではExif GPSのみの消去となりますが、アプリをダウンロードすることなくMacOSで消去できるので簡単です。

それではまた！