救世主!? Pasteurized eggs 🐣

TKG(卵かけご飯) in Boston が出来るかどうかを調査中の私です。


前回ブログで、TKG への救世主が現れたというお話をしました。
ボストンで生卵を食べる方法はいくつかあります。
  • Pasteurized egg なるものを買う
  • 日本食スーパーで生卵用の卵を買う
  • 65℃で5分以上加熱して食べる (ANOVA使用)
この3つの選択肢が考えられますが、3つ目の65℃で5分以上加熱は温泉卵になってしまうと思います。

詳しく説明したいと思います。

1. Pasteurized eggs

アメリカでも生で食べることのできる『Pasteurized egg』なるものが売られているそうです。
この卵はあらかじめ殺菌され、餌や運搬管理なども徹底してクリーンな状態を維持しているそうです。
(抗生物質が使われているかもしれませんが。。)

USDA (United States Department of Agriculture : 米国農務省)によると、


Who is "at risk" for eating raw or undercooked eggs?

(中略) No one should eat foods containing raw eggs. This includes "health food" milk shakes made with raw eggs, Caesar salad, Hollandaise sauce, and any other foods like homemade mayonnaise, ice cream, or eggnog made from recipes in which the egg ingredients are not thoroughly cooked. However, in-shell pasteurized eggs may be used safely without cooking.  ( USDA:『Shell Eggs form Farm to Table』より抜粋 )

おそらく生で食べても大丈夫な卵ということのようです。
ただし、乳幼児、高齢者、妊娠中の女性、免疫機能低下のある人はサルモネラ菌感染のリスクが高いので、控えた方が良さそうです。

Pasteurized Eggs はPマークが目印 🐣

出典http://www.safeeggs.com/safest-choice-pasteurized-eggs/how-we-pasteurize-eggs
Pasteurized Eggsのブランドのひとつに、「Davidson’s Safest Choice®」というものがあるそうです。
Davidson’s Safest Choice®を取り扱っているお店を検索することができます。
👉 http://www.safeeggs.com/store-locator (リンクが無効になっていました 2019年9月) 

が調べてみると、最寄りの店舗でボストン市内から車で30分。少し遠いようです。

ちなみに、
オーガニックスーパーでは『Pasture Raised Egg』なるものも売られているそうですが、『Pasteurized egg』とは違うそうなので注意しようと思います!
『Pasture Raised Egg』→ 放牧育ちのニワトリの卵
『Pasteurized egg』→ 低温殺菌された卵 
『Pasture Raised Egg』は生では食べてはいけないので注意が必要です。

2. 日本食スーパーで買える生卵用の卵

日本食スーパーでは、生食できる『イセ卵』なるものが売られているようです。
イセ食品という会社がアメリカ でも卵の販売を展開していて、日本食スーパーで手に入ります。
日本食スーパーに関しては、こちらに詳しく書きましたが、👉 日本食材が買えるスーパー in Boston
ボストンでは Maruichi さんや Ebisuya さんで手に入るようです。
もちろん少しだけ割高です (Maruichiさんでは 1パック6個入り $2.29、2019年9月現在)が、オーガニックの卵とそう変わりないように思います。


3. 65℃で5分以上加熱

こちらの方法では温泉卵になってしまいますが、わざわざ買いに行く手間がないので楽チンとも言えます。
65℃は温度計で計っても良いのですが、今回は ANOVA をオススメしたいと思います。

ANOVA

ANOVAとは、低音真空調理器です👇
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👆 こんな感じで決めた温度で加熱をしてくれます。茹でるというのが一番近いかもしれません。

ANOVA 公式HP 👉 https://anovaculinary.com
ANOVA 公式HP レシピ集 👉 https://recipes.anovaculinary.com

例えば、卵の黄身が固まるのは65度以上、白身は75度ぐらいだそうなので、67〜68度ぐらいで30分程度加熱すると温泉卵ができます。
ただし、黄身の中心温度を65度以上5分以上キープする必要があるので、30分の加熱で中心温度が十分かどうかはわかりません。もう少し長く加熱する方が安心かもしれません。

以降は卵とは全然関係なくANOVAのオススメなのですが、 アメリカでは赤身の牛肉が塊で売られていることが多く、薄切りのお肉に出会うことは少ないです。
また和牛と違ってかなり赤身なので、フライパンやオーブンで焼くとどうしても固くなってしまいます。
ここで ANOVA を使うと、すごくジューシーなステーキを簡単に作ることができます。
例えば、55〜60度ぐらいで2〜3時間程度加熱して、その後フライパンで表面だけ加熱して焦げ目をつけて食べるとかなり美味しいです。
最後に表面に焦げ目をつけるのは、メイラード反応を起こすことでお肉の美味しさが増すという目的と、牛肉は表面に細菌が付着している事が多いと考えられ、殺菌の目的にもなります。



こんな感じで、ステーキの調理時間を調節して比較する動画もあります 👆
とっても美味しそうに見えます。
アメリカで生活するのであれば、ANOVAなどの低温真空調理器があると食生活が豊かになる気がするのでオススメです。

ANOVAは卵以外にもかなり使えるので個人的にオススメです。
それではまた!


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